歯の抜き方でインプラントの予後が変わる?
様々な理由で歯を抜くことがあると思います。例えば、
- 大きな虫歯になってしまった。
- 歯を支えている顎の骨が無くなってしまった。
- 前歯をぶつけてしまって、歯が割れてしまった。
などですが、歯を抜く際に、気を付けていただかなければいけないことがあります。
インプラントを考えられているのであれば、そのまま歯を抜いてしまうと、インプラント治療の予後に関わってくるのです。
歯を抜きやすくするためには?
もし、ただ歯を抜くことだけを目標にするのであれば、歯を支えている顎の骨を削っていくと、とても抜きやすくなります。
なぜかというと、奥になればなるほど、歯が大きくなり、しかも、根っこの本数が増えてくるからです。
特に上の奥歯だと、根っこは3本あるので、なかなか抜けません。
ましてや、曲がっているケースもあるのです。
ですので、ただ抜くことに目標を置いているのであれば、顎の骨を削ると、歯は簡単に抜くことはできます。
インプラントをするなら、顎の骨を残した方がいい
ただ、顎の骨を削ってしまうと、治った際に、顎の骨の量が少なくなってしまいます。
インプラントの治療では、人工の根っこを顎の中に入れていくのですが、顎が少なかったり、薄かったりすると、安定したインプラントを打つことができなくなります。
そうなってしまうと大変なので、できるだけ顎の骨を残しながら、歯を抜くことがとても大切なことになってきます。
抜歯はインプラントを考えている病院で
歯を抜く際には、インプラントを考えられている病院で行った方がよいかと思います。
そうすれば、顎の骨をしっかりと残しながら歯を抜いてくれるので、より安心です。
もし、顎の骨が部分的に薄い場合があれば、そこに骨を補充するお薬を詰めたりすることもできるので、顎の骨がよりしっかりと厚みをもった状態で治すことができます。
そうすると、インプラントの手術をする際に、とても安心・安全に、しかも長期間もつインプラントを打てる可能性が非常に高くなります。